「オリンピック灯火リレー」
今日は首都キャンベラでのオリンピック灯火リレーの日でした.
数週間前から中心部には柵が立てられ,前ACT財務長のテッド・クインラン(彼は良心的でACT知事の信頼が厚い)が警護を任されて 計画を練っていました.
中心の湖沿いでスタートして、戦争博物館や国会議事堂の丘,旧国会議事堂など周囲を小さく回るルートです.
娘は休み中の一大イベントなので、家から数キロと近いこともあって、見に行きたがっていましたが止めにしました.
テレビ中継を眺めたところ、思ったとおり、灯火の周囲は中国旗と中国人であふれていてさながら中国国内のようでした. この不気味な光景を目にして、行きたがっていた娘もひいてしまいました。
普段は我々は中国人に間違えられることが多く、別にそれを気にもとめないのですが、今日ばかりは「私は中国人ではない!」と叫びたい気分です.
オーストラリア在住の中国系移民が、大挙してバスで乗り付けたと聞きます。特に、親チベット派が150人やってくると聞いて、シドニーの中国人学生達はバスを出すことに決めたそうです.
思想統制と行動統制が敷かれ、当局に反する情報や意見を流すものは容赦なく弾圧される中国を逃れてきて、オーストラリアの自由な空気と寛容な文化の恩恵を受けている中国移民が、それでも「赤旗」を振り回してしまう気持ちはいかようなものなのでしょうか.
知り合いの中国人が、「リレーの日は壇上で聖歌隊と歌をうたいに行くの。キャンベラ中から200人が集められているんだって.」と嬉々としていました。「あなた達は見に行くの?」との晴れやかな問いに、「行くつもりはないのよ.」と言葉を濁したのでした.
オーストラリア側は、二百万ドル(二億円)もの警護費用を支払い,大量の警官を配置し、他国で暴力をふるって物議をかもした中国人灯火警護人(これでも話し合いで二名に減らしたそう)とともに灯をガードしていました.
国家に忠実なこの中国人警備人たちは、蝿のようにしつこく灯火に近づこうとし、持ち方やらバトンタッチの仕方やら指示しようとしていたのが印象に残っています.
24 April, 2008記
「追記:政治的作為」
ニュースを見たり,人と話をする中で、浮かび上がってきたことがあります。大型の赤旗をふっていたのは多くが「若者」であり、組織的に旗とシャツを渡されて,指示通りに動いていたということが.
つまり、血気盛んな若者(留学生中心ではないか)が,文化大革命張りに示威目的のために使われたのではないかと言うことです.背後には資本と力のある組織が動いていたのではないかと言う疑惑が湧きます.
そうか。在豪の中国移民にしては,やりかたが派手すぎると思った.あんなことしたらオージーが白けるだけだもの.家族やコネが中国にあるので表立って中国に物を言うことはないにしても,あんなふうにやりすぎたらだめだってことくらいはわかるだろうね。
25 April 2008記
「追追記:地元新聞の投稿記事より」
キャンベラの地元新聞、キャンベラタイムズ土曜日版(発行部数が一番多い)で、オリンピック灯火リレーについてオージーの投稿文が三点載っていたので「らくがきバックナンバー」に
挙げておきます。
26 April 2008記