「公共サービス」
キャンベラに住んでもうかれこれ8年になりますが、いまだに物の値段を見て信じられない思いをすることがあります.
この動物園入園料などもその例ですが、公共のお金が投資されるべき(だと私が思う)ところに、お金が行っていないのです.
だってねえ、動物園じゃん.ちいちゃな子ども達が目を輝かしてお出かけするところなのよ.なあんで、家族入園料が7000円なわけ? 我々はこのときは、クーポン券を持って出かけたのでこの恐ろしい金額を払わなくて良かったのですが、うちの娘ちゃんはこのごく普通の動物園でもとてもとても喜んでいました。
どうしてこんな馬鹿高くなるかと言うと、ひとえにこの動物園が家族経営の私企業だからです.広い土地を購入して資本投資して、動物の購入から飼育、園の整備まで入場料とスポンサー料ででまかなっているからです.
日本のは大抵公営でしょう.サファリパークとかテーマパークとか派手目のものならいざ知らず、ほんとのごくごく普通の(象ちゃんはいないがキリンちゃんはいる)動物園なのです。子どもが400円くらいで楽しめなくちゃ、話にならないじゃん.
別の例では、GP(ホームドクター)に出かけてちょびっと提出書類を書いてもらったところ、94ドルも請求されました. 15分かかるかかからないかの診察で、ただのルーティーンワークの一つだと思うけど、あまりの高さに問い返してしまいました.これはメディケア(国民保険のようなもの)から60ドル強返ってくるものではありますが、医者がぼりすぎだと思いました.ちなみに専門医に見てもらうにはGPの紹介状がなければならず、ということはそこで診察料を払い、それから専門医の予約を取って(ニヶ月くらいかかることもある)初診は最低でも150ドルくらいかかります.検査をすれば数百ドルが飛んでいきます.なんやねんそれ。
キャンベラの公共交通機関はバスですが、片道三ドルです。これ、高い高いと思っていたのですが、FARESAVERという10回回数券を買えば一回2.2ドルですみます.一律料金ですので、どこに行っても同じ値段です.(子どもと老人は半額)今のバブってる状況を考えれば
、2.2ドルは悪くないかもしれない。接続が悪いけど、タウンセンターにいくぶんには重宝するからね。
税金でまかなわれているからってその上であぐらをかいていたり儲けようとするのは最低だけど、公共サービスは、社会的弱者や人が弱っている時のセイフティネットとして働くようにしっかり整備してほしい.
22 June, 2008記