「政治的作為
豚インフルエンザH1N1騒動」
メキシコで発生した豚インフルエンザH1N1型の報道が連日続いていたある日、毎年キャンベラをクラス単位で訪問している奈良の高校から悲鳴に似たメールを受け取りました。
「ACT政府から、ホームステイも学校訪問も出来ないと申し入れされた.何故だか全然分からない。何か内情がわかればおしえてほしい。」 とのこと。特に心当たりがなかったので、
それではと、キャンベラの知人友人を伝って調べてみると....
つまりね。
連邦政府が、豪での豚インフルエンザ対策に何かやっているという格好を見せたくて、
発生数の多い数ヶ国を名指しして、「危険国」に指定し、そこから帰ってくるオージーを7日間隔離することにしたわけです.
オーストラリアは海外旅行者が多く、季節も冬に向かうため、メキシコ、米国、カナダに続き、患者数が激増しました.六月10日時点で1200件以上の確認数で、日本の二倍以上でした.
連日メディアで騒ぐので、何かやっている様子を示そうとした政府は、「指定国作戦」に出たわけです.メキシコ、米国、 カナダとパナマとそれに何と、日本がリストアップされ、帰国した学生は7日間自宅待機にされました.ということは、行くほうも二の足を踏んで慎重になるわけです.
ここが実は頭にくるところなのですが、 日本より確認数の多い英国がリスト国に入っていなかったことです。人口が半分の英国で発生数が日本の5割増(6月10日時点)ということは、一人あたりで3倍感染しやすいわけなのに、
さらに、英国への渡航者数のほうが多いはずだから そっちに対策を講じなきゃいかんのになんでじゃ。
大体が、人口が6分の一で患者数が日本の2.5倍(つまり一人当たりの危険率15倍!)のオーストラリアが日本側に渡航規制を言えた義理ではないのですが、(逆にオージーは日本に来るな、って言われてももしょうがない)
政府が陰湿に圧力を加え、奈良の学校も、その他小さなグループもオーストラリア旅行をキャンセルさせられたそうなのです.
その後、各国の患者数が膨れ上がり、国内でもメルボルンを中心に患者数はうなぎのぼりで隔離策を実行しきれなくなったので、どこが「危険地域」なのかうやむやのままです。インフルエンザの症状も、通常の他のインフルエンザより軽いことから、(豪では毎年2500-3000人の人がインフルエンザ関連の肺炎や呼吸困難で亡くなる)一時の大騒ぎはどこかに行ってしまいました.
ということで、奈良の学校と同じ時期に日本を訪問する我が校もK校も予定を変更していません.奈良側のキャンセルの責任は豪政府が取ってくれるわけ? そんなことありえないよね。
今日の朝のローカルラジオで「日本でタミフルの効かない耐性H1N1が報告される!」というニュースが流れてきましたが、疑り深い私は早速インターネット検索をかけると、やっぱりそうじゃん、いつも日本を悪者にしたがるけど、デンマークでだって一件発生してるじゃん.日本の患者さんは、タミフルは効かなかったけど(日本は往々にして薬を出しすぎだから...)ロレンザで回復したって書いてあるじゃん.何で全貌を報道しないかなぁ.
中国よりのラッド首相になってから、日本から中国へのシフトが露骨なので懐疑的です。キャンベラは連邦政府のお膝元なので、ローカルラジオでもローカルスクールでも特に影響が早く出易いのではないだろうかと疑っています.近場のキャンベラハイは来年から日本語の授業を中止するそうです。新規の生徒が集まらなかったため、といっていますが、7年生(8クラス)の必須授業で、フランス語か中国語か日本語の選択しかないのに、一クラスも集まらないなんてことがあるかぁ?
6時のWINニュースで、今年の前半から日本円の対為替相場が画面に出なくなりました.ニュージーランドドルや、英国、米国のはあるのに...そのうち中国元が出現する日も近いのではないか.
7月1日現在で、米国患者確認数27717件、英国6538件、オーストラリア4090件、日本1266件、内死亡者が出ていないのは日本だけです.
Yes, I am very very suspicious.
How come only Japan gets the blame?
3 July 2009記