この間生徒と話していたら, 彼らが言うには「キャンベラでは夏は 40 度近くになる!」というのです. 「うっそだあ....!」とこちらが言うと(子供達はうそつきほら吹きの大群なのだ....ゆえ), 皆おおまじめで「ほんとだぞお!」と口をそろえて言います. その後, 彼らが言うごとく, 温度はじりじりと上がっていってます. 今のところ 33 度が最高で, 車で直射日光を浴びていると, 汗がたらたらと, まるで日本の夏と同じように流れ出てきます. あっつくって夕方 5 時を回らないと外に出る気になりません. でも夜にはいると一気に温度が下がるので, 窓を開けたままにしておくと風邪を引く危険性大, です.
オーストラリアの天気の分からないところは, 天気予報は(やはり)あてにならない, ということと, 昨日 33 度あったと思ったら, 今日は 20 度!なんて平気で 10 度以上下がることもあるってところです. 大陸だなあ, と感じます...!?
内陸都市ですが, 水は意外と悪くなくて, そのままでも水道水は飲めます. しかし, 味に敏感な日本人の知り合いの中には, 一度沸かして飲む人もいます. 私たちは気になりませんけど. 雨が少ないキャンベラでは, 暑くなる夏の庭の水まきの量は半端じゃないです. こんなに撒いていては水不足にならないのかなあ, と心配になるくらい, うちの大家さんは一日 2−3 時間シャワー放水しています. ガーデニングにかけるガーデンシティだもん, キャンベラは.
December 18,2000
先週海沿いのコースト(Batemansbay)まで行ってきました. キャンベラ人御用達のリゾート地(というほど華やかではないが...)で, その付近にはビーチがごろごろしていて, 別荘もたくさん建っています. キャンベラは夏の時期はさらに雨が少なく, 空は真っ青の内陸性気候で, バリバリ乾燥していて, 紫外線は肌に突き刺さるのが分かるほど強いです. コーストに向かって150キロほどはこの状況が続き, それが海岸沿いの山地に入ると一変します. いきなりライトが必要なくらい回りがかすみ, 雲の大群で空は覆われました. キャンベラ人は雨を予想せず, 油断してコーストにキャンプに行って豪雨にやられてすごすご帰宅したりすることがママあるそうです. 山地を越えると空に雲がちゃあんとある海岸性気候のコーストが現れます. やっぱり現実に経験すると実感しますねえ, 違いを.
このあたりのビーチは, ゴールドコーストや, シドニーのビーチほどの華やかさは全くなくて, 地元オージーの多いローカルファミリービーチが大量にあります. 私たちはサーフビーチというところに行きましたが, サーフィンといっても, 子供達が小型の発泡スチロール製のボディサーフィンをしていました. うちの娘はきゃあきゃあとはしゃいで水と戯れていたのですが, Blue Bottle というくらげに刺されてしまい, 一気に大泣き状態になり, 「海なんか嫌い」になってしまいました. このくらげは, その名の通り「水色の瓶」のようで透き通っていて非常に美しいので, 娘は触ろうとして手を出したようです. 体の後ろに2メートルほどの長―い触覚のようなコードをつけているのが特徴的です. 我々がビーチにいた3時間ほどの間に, なぜだか子供ばかり3人 Blue Bottle に刺されて大泣きしてました.
この時期にドライブをして思うのですが, ちょっとの距離でも, たとえキャンベラ内を移動するときでも, メインのルートを外れるときは非常時用品目を常備しておく必要性を感じます. まずは水です. 一人2リットルくらいは要るでしょうか. 私たちはコーストへの帰り道に水がなくなって, やっぱり「まずいよなあ」と感じました. 一日で300キロ以上荒野を移動するのに, 3人で水筒1つは少なすぎました. 食料品, サングラスに日焼け止め, 懐中電灯も必要でしょう. 移動距離が半端じゃないのと, 道路状況が日本に比べて悪い割には(特に田舎道!), 皆さん飛ばしますから, 故障や事故も結構あるんじゃないかなあ. 一歩間違うと荒野でポツネンと取り残されて夜を明かす!みたいなこともあるでしょうから, 冬だったら寝袋も要るかな? 虫除けと, 虫刺され用に酢もあるといいと思います. 酢は前出の Blue Bottle に刺された時にも使えるそうです. 日本では「流行物」みたいな気もする携帯電話は, オーストラリアでは街を出ると「命綱」みたいな気もして, 必要性を再認識します(でも, 電波はどこまで届くのだろう?)日本で便利な街中に住んで, ぬくぬくと暮らしていたのでヤワになってしまっているのだ! いかんいかん.
December 29, 2000
私達がキャンベラに着いたのは, 4月頭の日曜日でした. 北半球の日本でいえば, 9月末の初秋の良く晴れた日...と言う感じでしょうか. あのころは, シドニーに変わらず過ごしやすかったように記憶しています. そしてやってきた悪夢の5月後半!キャンベラ史上2番目とも言われる, 5月の初雪が降ったのもこのころです. 寒かったなあ. マイナス6度とか下がるので, リゾート気分を半分抱えたヤワな日本人の我々にはきつかったです.
キャンベラの中流以上のホテルには, 電気毛布が常備してあります. それだけ冬の夜は冷え込むと言うことなのでしょう. 特に南部のタガロング地域は, 北のベルコーネンに比べて 2−4 度も冷え込むことはママあります. 5月に震え上がった私達ですが, その後は結構天候は平年並みに安定していて, マイナスに下がることも少ないですし, 日中は晴れ上がってともすれば日差しは痛いほどですし, 気持ちがいいです. この町のいいところは, 晴天がダントツに多いところでしょう. 緑も多く, 朝方冷え込んでも, 日中晴れ上がれば日向ぼっこもできます. 散歩をすれば気分爽快!寒さを補って余りある快適さです. いつも子供に手を引っ張られて近くの公園に出かけます.
ピンクとグレーの, まるで絵本から出てきたような大型オウムが群れで草を食んでいます. スカイブルーや黄緑の駒鳥も突然木々の枝から羽ばたいて出てきます. この, 常夏を思わせる鮮やかな鳥達を見ていると, オーストラリアに来ているんだなあ, としみじみ思います.
四季の移り変わりは, 日本の関東地域に似ていますね. あのむしむしした夏はないですけど. 葉っぱの色が変わっていく様子や, 霜が降りてある日一面芝が真っ白になる様子を見ると, 季節の移り変わりを実感します.
こちらの家は築 2-30 年はあたりまえです. 古い家は断熱材もほとんど入れてなくて, 煉瓦造りで寒さがじかに伝わります. コタツなんていうすばらしい?電化製品もないので, 家全体が広いですし, 寒いような気もしますが, ヒーティングをちゃんとすればどってことないです. いちいち各部屋の暖房設備を気にすることのないセントラルヒーティングはこちらでも上流階級ご用達で一般人には憧れのようですが, 普通のアコーデオン型やファン型の電気ヒーターでも十分あったかいです. 経済性を重視する人はガス暖房にしているようです. 昨今の石油代の高騰で, 日本みたいな灯油ヒーターの人気は下がっています. ガスは都市ガスが整備されていて各地区共ラインが使えますが, 灯油は配達してもらってストックしてもらわなくてはならないのも人気が下がる原因だと思います. 「暖炉の薪にこだわる!」と言う人も上の世代には結構いますが, 煙突から出た煙が近隣に滞留することも多く, 「大気汚染だ」とか何とか, 結構苦情も多いそうです. そうですねえ, 10件に1件くらいかなあ, 薪を使っているのは. あの, 薪割りの作業も結構楽しいそうですよ. 遠赤外線効果で「暖かさが違う」とも言いますし... うちはせこくて貧乏なので, ケチって使わないだけです, 寒いのは. はっはっは.
それでも暖かい日には, 真冬でも短パン T シャツ族が出現するのは驚きです. 「君達は不感症なのかあー!」と叫びたくなります. 白人って, 頑丈にできているのだわ. そう, キャンベラはまだ白人天国です. 地域によっては, 店員や道行く人の視線が突き刺さることもあります. 一度ある人が "colored people" と言うのを耳にしたとき, 「はあ, こんな表現まだ残っているんだ」と, 妙に感心したものです. 国全体が多民族主義をとっているといっても, 一昔前までは白豪主義だったんですもの, そんなに簡単に意識は変わりませんわ. でも, そこここに新しい理想郷への努力の跡が見られますので, うれしい限りです. 経済的には強くても, 在住する日本人はまだ少数派過ぎて通訳サービスもありません(公の機関では, 計17ヶ国語の通訳サービスが受けられるのです)ので, 日本人の皆様のお越しをお持ちしております. がんばれ, 日本人!!
オーストラリアは太平洋州のせいかなんだか, アジアへの憧れ感は強いです. 食器とかベッドカバーとか日用品の中に, 漢字のデザインしてある製品を良く見かけますもん. 妙な表現も時々目にしますが, 結構センス良くアレンジされたものも多いです. 中華のテイクアウェイはあってあたりまえ, の感があります. 寿司もポピュラーですし, 日本風の弁当屋が, キャンベラには7件だったかな?あるそうです. それだけ受け入れられてるわけですよね. 湖の対岸の国会議事堂のある高級地で, 政治家達が時々日本料理屋で懐石ランチを取っている姿が目撃されるそうです. 日本語学習の教科書も, 結構一般的に書店で目にします.
July 12, 2000